
簿記2級と宅建、どちらの方が難しいんだろう?
こんな疑問はありませんか?
どちらも人気で実用的な資格なので、選択に迷ってしまいますよね。
この記事では、簿記2級と宅建の難易度を5つの項目で比較しています。
- 勉強内容
- 勉強時間
- 合格率
- 試験開催日
- 試験形式
結論から言うと、どちらが難しいのかは人によります。
(わたしは簿記2級の方が苦戦しました…。)
勉強内容:簿記は計算、宅建は暗記
勉強内容で難易度を比較します。
それぞれの勉強内容をかなり大雑把に説明すると、
- 簿記2級 ⇒ お金の計算
- 宅建 ⇒ 法律の暗記
が勉強内容です。
なのでお金の計算が得意な人は簿記、暗記の方が得意な人は宅建の方が簡単に感じるでしょう。

わたしは普段から金銭感覚をつかむのが苦手だったので、宅建の方が簡単に感じました。
それぞれ、もう少し詳しく説明します。
「お金 VS. 暗記」ということだけわかったからもういいよ~!という方は、次の「勉強時間」まで飛んでいっていただいて大丈夫です!
簿記2級はお金の計算
簿記2級はお金の計算が主な勉強内容です。
「お金の計算」をもう少し詳しく言うと
- 外国の通貨で取引をしたときの計算
- 会社で株を買ったときの評価を計算
- 工場で作っている商品が壊れてしまったときの計算
などです。
簿記は出題された問題に対して、それに合った公式を当てはめて解いていく感覚に近いです。
学生時代、そのような問題が得意だった方は簿記も簡単に感じるでしょう。
余談ですが、簿記2級を勉強しよう!と思っている方は少しでも早く勉強をはじめた方が良いです。
なぜなら、ここ数年で試験範囲がどんどん広くなってきているからです。
しかも、元々は簿記1級の範囲だった内容がどんどん2級に浸食してきています。
(今の簿記2級は、もはや準1級とも言われています。)
わたし自身、何回も不合格になっている間にテキストが1.5倍くらいの暑さになりました。(悲)

試験範囲がさらに広がってしまわないうちに、簿記2級を取ってしまいましょう。
宅建は法律の暗記
宅建は法律の暗記が主な勉強内容です。
「法律の暗記」をもう少し詳しく言うと
- マイホーム購入で説明必須の契約内容の暗記
- クーリングオフができる条件の暗記
などです。
宅建は過去問を解きながら法律の暗記をしていきます。
個人的には世界史などの暗記科目に近い感覚でした。
なので、そのような暗記をしていく勉強が得意な人には簡単に感じるでしょう。
「ひたすら暗記」と言うと難しいように聞こえますが、実際はそうでもありません。
なぜなら、マイホーム購入や賃貸契約などの身近な話題と関連している勉強内容が多いからです。

今住んでいる家の契約書を見ながら勉強できたので、頭にスッと入ってきました。
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無料体験の内容
- 簿記:セミナーの視聴・一問一答集の特典付き
- 宅建:セミナーの視聴・テキストや問題集の閲覧

両方試してみて、自分に合っている方を選びましょう!
勉強時間:簿記の方が少ない
勉強時間で難易度を比較します。
それぞれにかかった勉強時間は
- 簿記2級 ⇒ 120時間くらい
- 宅建 ⇒ 220時間くらい
でした。
これだけ見ると「簿記2級の方が簡単そう~!」と思われるかもしれません。
ただ、体感では簿記の方が長く勉強時間をとった感覚でした。(泣)
(簿記が苦手だからです。)
一般的にも「簿記2級のほうが勉強時間が少ない」と言われています。
忙しくて勉強時間を取りにくい方は、オンライン講座がおすすめです。
- 動画をダウンロードできるので、どこでも勉強できる。
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電車などの電波が悪い場所でも勉強できます!
合格率:簿記は若干運が試される
合格率で難易度を比較します。
宅建と簿記2級の合格率は以下の通りです。
- 宅建 ⇒ 15%前後
- 簿記2級 ⇒ 10~40%
宅建の合格率は例年だいたい同じなのに対して、簿記2級はバラつきがあります。
宅建は試験の難易度によって合格点が毎年変わるのに対して、簿記は難易度に関わらず合格点が70点と決まっているからです。
難しい試験の回に受験した場合
- 宅建は合格点が低くなるので、気にしなくて良いです。
- 簿記は合格点に変更がないので、不合格者が増えます。
簡単な試験の回に受験した場合
- 宅建は合格点が高くなるので、安心できません。
- 簿記は合格点に変更がないので、合格者が増えます。
このように、両者の合格者の決め方には違いがあります。
合格率だけを見て難易度を比較することはできません。

強いて言えば、簿記の方が運が試されます。
試験開催日:簿記の方がチャンスが多い
試験開催日で難易度を比較します。
宅建の簿記2級の試験開催日は以下の通りです。
- 宅建 ⇒ 10月中旬か12月中旬(選べない)
- 簿記2級 ⇒ ほぼ毎日(ネット試験)
宅建は年に1回しか受験チャンスがないのに対して、簿記2級はほぼ毎日受験することができます。
簿記は以前までは年3回しか受験できない統一試験のみでしたが、新しくネット試験ができたので受験チャンスが大幅に増えました。
統一試験・ネット試験 とは
- 統一試験:ペーパーテスト
- ネット試験:パソコンで回答
- どちらも試験会場で受験します。
- 出題範囲や試験時間は全く同じです。
なので、簿記2級は
- 仮に不合格になってもすぐに再挑戦することができます。
- また、ある程度学習を終えた段階で受験を申し込むことができます。
一方で、宅建は
- 仮に不合格になったら来年の試験まで待たなければなりません。
- また、10月中旬(または12月)の試験に間に合うように勉強を始めなければなりません。
簿記の方が気軽に受験できるので、難易度が低いと言えます。
ただ、わたしの場合は「落ちてもまた申し込めばいいや~」と思って簿記にいつまでも必死になれませんでした。
なので何回も落ちました。(泣)
宅建は「また来年も受験するのは絶対に嫌だ!」と崖っぷちの気持ちで勉強できたので、常に真剣でした。
「追い込まれた方が頑張れる」という方は、宅建の方が気合いを入れて勉強できます。

受験チャンスは簿記2級の方が圧倒的に多いです!
試験形式:宅建は運で正解できるかも
試験形式で難易度を比較します。
- 簿記2級 ⇒ 勘定・金額を回答する
- 宅建 ⇒ 四択問題(マークシート)
- 簿記2級は勘定・金額を回答するので、たまたま正解する可能性は低いです。
- 宅建は四択問題なので、分からない問題でも4分の1の確率で当たってしまいます。
わたし自身「宅建って思ってたよりも難しくないかも…?」と思ったのがこの試験形式です。
四択問題なので全く分からない問題でも正解してしまう可能性がありますし、消去法で解ける問題もたくさんあります。

試験形式は、宅建の方が簡単です!
難易度は人によって感じ方が違う
以下の項目で難易度を比較しました。
- 勉強内容 ⇒ 引き分け(人による)
- 勉強時間 ⇒ 簿記の方が簡単(勉強時間が少ない)
- 合格率 ⇒ 引き分け(合格率では判断できない)
- 試験開催日 ⇒ 簿記の方が簡単(受験チャンスが多い)
- 試験形式 ⇒ 宅建の方が簡単(四択問題)
比べてみると、簿記2級の方が若干簡単のように見えます。
しかし、結局は勉強内容が自分にとって簡単かどうかが大切です。
なぜなら私自身、簿記2級は何回も不合格・宅建は一発合格したからです。
どちらが自分にとって簡単に感じるのか、オンライン講座の無料体験などで試してみるのが良いです。
「スタディング」では簿記2級・宅建のどちらも無料体験ができます。
(クレジットカードなどの登録も不要です。)
早めに試してみて、自分に合っている資格の勉強をスタートしましょう!
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